こんにちは、院長の秋山です。
今回は
炎症を起こしてしまっている粉瘤の治療についてです。
炎症を起こしている粉瘤であっても、当院の低侵襲手術で取りきることが可能ですが、
手術後に糸で縫わないケースがあります。
それは
粉瘤は全て取りきれたが、周囲の炎症が残っているケース
です。
粉瘤自体が全て取れても、周囲が炎症を起こしていて発赤がある場合は、
その発赤の部分が後に膿に変わることがあります。
その場合、糸で縫ってしまうと膿が皮膚の内側に溜まってしまいます。
縫わないで開放しておけば、膿がガーゼについて取り除くことができる
ということです。
糸で縫わなくても大丈夫?
という心配もあるかと思いますので、実際の写真をご覧いただきます。
1週間後には傷口が塞がっています。
周囲にテープの刺激による赤みがありますが、これも次第に引いていきます。
手術後に縫うか縫わないかは手術時の状態によって判断致します。
炎症を起こしてしまっている場合は、
粉瘤の袋が破けて皮膚の内側で広がってしまう前に手術できると
一番早く治すことができます。
手術がどうしても嫌だ、という方は手術以外の方法も有りますのでお気軽にご相談ください。
<<手術料金>>
非露出部(半袖、半ズボンで隠れる部位とお考えください)
・保険が3割負担の患者様
直径3cm未満 3,840円
直径3~6cm未満 9,690円
直径6cm以上 12,480円
・保険が1割負担の患者様
直径3cm未満 1,280円
直径3~6cm未満 3,230円
直径6cm以上 4,160円
・手術料金以外に全国一律の初再診料・処方せん料・病理検査費用(1,000~3,000円)が別途かかります。
露出部(頭、顔、首、肘から指先、膝から足先までとお考えください)
・保険が3割負担の患者様
直径2cm未満 4,980円
直径2~4cm未満 11,010円
直径4cm以上 13,080円
・保険が1割負担の患者様
直径2cm未満 1,660円
直径2~4cm未満 3,670円
直径4cm以上 4,360円
・手術料金以外に全国一律の初再診料・処方せん料・病理検査費用(1,000~3,000円)が別途かかります。
<<副作用、リスクについて>>
術後の発赤、出血、一時的な色素沈着のリスクがあります。詳しくは診察時にお伝えさせていただき、万が一副作用が起こってしまった場合も治療方法がございますので、ご安心ください。
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目黒駅前アキクリニック (品川区目黒駅西口30秒)
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ご予定がおわかりになる患者様はご予約していただきますと、よりスムーズにご案内できます。
一般保険皮膚科・美容皮膚科・形成外科・小児皮膚科
院長 秋山俊洋 (学会認定皮膚科専門医・医学博士)
副院長 若林満貴(まき) (女性医師・学会認定皮膚科専門医・医学博士)
03-5487-2525
国立旭川医科大学医学部医学科卒業。
医学博士。
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医(第8758 号)。日本皮膚科学会学会、日本美容皮膚科学会、日本抗加齢医美容医療学会、日本抗加齢医学会の正会員。
大学卒業後に順天堂大学医学部附属静岡病院、順天堂大学医学部附属静岡病院、表参道の美容皮膚科クリニック、二子玉川スキンクリニック、順天堂大学医学部附属順天堂医院 皮膚科・アレルギー学講座助教(非常勤)を経て、2016年に目黒駅前アキクリニックの院長を務める。