にきびについて
にきびには、毛穴つまり(面靤)、赤にきび、白にきび、黒にきびと、たくさんの種類があります。集簇性ざ瘡といって、赤いしこりが顔にたくさんできることもあります。にきびで問題になるのは、ぶつぶつができるだけでなく、アクネスカーと呼ばれる、クレーター状にへこんだニキビ跡や、赤みや色素沈着が残ってしまうことです。
こういった症状を起こさないためにも、にきびは早期に治療を開始することが重要です。昔は、にきびは青春のシンボルといわれていましたが、実際には小学校高学年から大人まで、あらゆる年代でみられます。特に大人のにきびは急激に増えており、治りにくいことでも知られています。この背景には時代に伴う生活習慣や食生活の変化などが挙げられます。
治療について
保険診療では、近年、にきびの新しい塗り薬が認可され、以前よりも効果的な薬が使用できるようになりました。これまで、ダラシンやアクアチムなどの抗菌剤で効果をいまいち感じられなかった方や、ディフェリンゲルで皮がむけてしまい使用できなかったという方にも、効果をご実感頂けるのではないかと思います。
また、ホルモンバランスの崩れによるにきびでお悩みの方には、ホルモンバランスを整える漢方薬を内服することでにきびを治すだけではなく、再発を防ぐことができます(漢方は保険で処方できます)。大きく腫れてしまった場合は、膿を圧出する処置を行ったり、炎症をとるための注射を直接患部に行うことにより、なるべく短期間で治るようご提案させて頂きます。
そのほか、にきびに効果的なスキンケア用品も取り扱っております。また、保険治療では効果を実感できなかった難治性にきびでお困りの方、より短期間で、キレイに治したい方には、自費の美容皮膚科の治療をご案内致します。サリチル酸ケミカルピーリング(サリチル酸は医療機関でのみ取り扱えるピーリングです。)・イオン導入・ラセムド・LED治療・にきび注射・プラセンタ注射、プラセンタ内服・ビタミンA内服(イソトレチノイン、ロアキュタン)・にきび用フィルターを用いたフォトフェイシャル(IPL)・レーザーフェイシャル・ダーマペンなど、一人ひとりの症状に合った治療を提案させていただきます。