まき爪(陥入爪)について
爪が食い込むことにより繰り返す指の痛み、腫れは陥入爪です。
子供から高齢者まで、年齢に関係なくおこるトラブルのひとつです。
陥入爪は、ヒールやパンプス、スポーツで足に負荷がかかったり、間違った爪の切り方、爪の変形があるとできやすい疾患です。食い込んだ爪が、皮膚に刺さると細菌感染を起こし、赤く腫れたり、膿が出ることもあります。
爪が食い込むことにより繰り返す指の痛み、腫れは陥入爪です。
子供から高齢者まで、年齢に関係なくおこるトラブルのひとつです。
陥入爪は、ヒールやパンプス、スポーツで足に負荷がかかったり、間違った爪の切り方、爪の変形があるとできやすい疾患です。食い込んだ爪が、皮膚に刺さると細菌感染を起こし、赤く腫れたり、膿が出ることもあります。
伸縮性のあるテープやクリップを使ってまき爪を矯正する方法から、手術法(フェノール法)まで、程度に合わせた提案をさせていただきます。
帯状疱疹の原因は、幼少期にほとんどの方が感染したことのある水痘・帯状疱疹ウイルスです。このウィルスは、一度感染すると皮膚から神経を伝って、後根神経節内に潜んでおり(潜伏感染)、何らかの原因でウイルスが再活性化すると帯状疱疹として、一般的には体の左右どちらかに発疹が出ます。
体調不良のときや、疲れが溜まっているとき、ご高齢の方で起こりやすい疾患ですが、小児でも見られます。
帯状疱疹では、発疹が出る前に、体の片側にちくちくとした違和感や体の深部の鈍痛が先行します。その数日から1週後に皮膚がやや浮腫んで赤みを生じ(浮腫性紅斑)、その上に小さな水ぶくれが多発します。
帯状疱疹には、抗ウイルス薬という特効薬があります。早目に治療を開始することで、水疱が広がり重症化するのを防ぐことができます。また、帯状疱疹が治った後も痛みが残る(帯状疱疹後神経痛)確率を減らすことができます。万が一、痛みが残ってしまった場合は痛み止めや神経の炎症を治すビタミン剤、漢方薬などを用いて、後遺症の治療をしていきます。体の深部を温め、皮膚の免疫力を高めるLED照射を併用すると、さらに痛みを軽減でき、皮膚の治りも早くなります。
他の人からうつる病気ではありません。しかしながら、水痘ワクチン接種前のお子さんとの接触には気をつける必要があります。
単純ヘルペスウイルスによる感染、再発により、皮膚に水疱やただれを起こす病気です。単純ヘルペスウイルスには、HSV-1とHSV-2の2種類があります。体のどこにでも発症しますが、統計的に、口唇ヘルペスと陰部ヘルペスが多く見られます。
ムズムズ、チクチクするような違和感があり、しばらくすると赤みを伴った小さな水疱が出現します。水疱はしばらくたつと破れ、かさぶたを生じます。同じ場所に何度も繰り返しできることもあります。特に風邪を引いた時、体調が悪い時、疲労が溜まっている時、紫外線にあたった時などに出やすい傾向にあります。
ムズムズ、チクチクといった前兆が出てきた段階や、発疹が出てもなるべく早く治療を開始すると、治りが早くなります。再発を繰り返す陰部ヘルペスでは、毎日薬を飲む再発抑制療法が保険適応となりますのでご相談下さい。
温度の高い液体や、油、熱を発する電化製品(ストーブやこて)などが皮膚に触れることによる外傷のことを熱傷といいます。やけどをした際は、応急処置が非常に重要です。冷水や保冷剤などで、患部を30分程度冷やすことが大切です。
軽症のやけどでは、塗り薬による治療を行いますが、皮膚がただれている場合は、湿潤療法を行います。湿潤療法では、かさぶたを作らないように自身の組織液で皮膚を治すため、ただれた皮膚がキレイに再生します。
また、冬で増加するのが湯たんぽによる低温やけどです。低温やけどでは痛みを感じないために、やけどをしていることに気づきません。知らず知らずのうちに皮膚の奥深くまでやけどが進行し、とても深い傷になってしまうことがあります。そのようなときは傷の治りが早くなるフィブラストスプレー(線維芽細胞増殖因子)などを用いて治療をしていきます。
傷を早く治すためには消毒しない、乾かさない、というのはもはや常識です。当院では湿潤療法など、より早く綺麗に治すための方法を取り入れています。
深い切り傷の場合は、細い糸で皮膚を縫い合わせることで、より傷跡が目立たなくなります。
すでに、傷跡が残ってしまった場合でも、傷を小さくする方法、色を薄くする方法がありますので、ご相談下さい。
おでき(毛のう炎、せつ、よう)
赤く腫れて、痛みもともなうできものを「おできができた」と言われる患者さんが多いです。
おできは毛穴からバイ菌が入り込んで悪さをしているもの、もともとあった粉瘤などのしこりが腫れてできたもの、にきびなど、様々なものがあります。「顔にできたおできは危ない」ときいたことがあるかもしれませんが、あながち間違いではありません。
化膿止め(抗生物質)の飲み薬や塗り薬で治るもの、膿を取り除かなければいけないもの、注射をすることで治るものなどがあり、より早く治すための方法を選択させて頂きます。
足や顔が次第に腫れて赤く、熱感があり、痛くなってきたというのは蜂窩織炎・丹毒かもしれません。皮膚の表面からバイ菌が入り込み、症状を引き起こします。足は水虫が、顔は耳かきが誘引となることがありますが、誘引がはっきりしないことも多くあります。
症状に合わせた抗生物質を選択することが必要です。重症度によっては点滴治療が必要であったり、入院治療が必要になることがあります。
「指先にトゲか何か刺さってしまった」というお悩みもお任せください。医療用の極細ピンセットで取り出す事ができます。痛みが強い場合には、部分麻酔(局所麻酔)を使用することもできます。バイ菌が入ってしまって腫れている場合には化膿止め(抗生物質)の塗り薬、飲み薬をお出しします。
指が腫れて痛い、爪のわきが化膿して痛い場合は、バイ菌によってうみが溜まってしまっている場合があります。うみを出すと、症状がぐっと楽になります。化膿止め(抗生物質)の塗り薬、飲み薬により治療します。