こんにちは、院長の秋山です。
今回は背中の粉瘤の症例をご紹介します。
患者様は、「たまに家族に絞ってもらって中身を出していた」そうです。
粉瘤は次第に大きくなりますので、今回のように中心部から中身が少し出てきてしまうタイプのものだと中身をだしたくなる気持ちもわかります。
しかし、押して出してしまうことは出来る限り控えててください。
皮膚の下で粉瘤の袋が破れてしまって周りに散ってしまい、少しやっかいなことになってしまいます。
まだ袋が破れてしまわないうちに治療を行うと、傷跡も小さく済みます。
<<手術の流れ>>
①粉瘤の周囲を消毒
②粉瘤の部分にだけ、なるべく痛みが出ないように工夫しながら局所麻酔
③粉瘤の真ん中に、2~5mmの小さい穴を開ける
④小さい穴から粉瘤の中身と、粉瘤の袋を取り出す
⑤生理食塩水で洗浄し、残りがないか確認
⑥傷跡がなるべく残らないように丁寧に縫い合わせる
この患者様の場合は、粉瘤の袋がしっかり保たれていましたので、5分程度で綺麗に取りきることができました。
後日抜糸をして終了となります。
・何なのか分からないできものができてしまった
・良性なのか、悪性なのか気になる
・手術をしたほうが良いのか、そのままで良いのか分からない
そのようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
<<手術料金>>
非露出部(半袖、半ズボンで隠れる部位とお考えください)
・保険が3割負担の患者様
直径3cm未満 3,840円
直径3~6cm未満 9,690円
直径6cm以上 12,480円
・保険が1割負担の患者様
直径3cm未満 1,280円
直径3~6cm未満 3,230円
直径6cm以上 4,160円
・手術料金以外に全国一律の初再診料・処方せん料・病理検査費用(1,000~3,000円)が別途かかります。
露出部(頭、顔、首、肘から指先、膝から足先までとお考えください)
・保険が3割負担の患者様
直径2cm未満 4,980円
直径2~4cm未満 11,010円
直径4cm以上 13,080円
・保険が1割負担の患者様
直径2cm未満 1,660円
直径2~4cm未満 3,670円
直径4cm以上 4,360円
・手術料金以外に全国一律の初再診料・処方せん料・病理検査費用(1,000~3,000円)が別途かかります。
<<副作用、リスクについて>>
術後の発赤、出血、一時的な色素沈着のリスクがあります。詳しくは診察時にお伝えさせていただき、万が一副作用が起こってしまった場合も治療方法がございますので、ご安心ください。
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一般保険皮膚科・美容皮膚科・形成外科・小児皮膚科
院長 秋山俊洋 (学会認定皮膚科専門医・医学博士)
副院長 若林満貴(まき) (女性医師・学会認定皮膚科専門医・医学博士)
03-5487-2525
国立旭川医科大学医学部医学科卒業。
医学博士。
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医(第8758 号)。日本皮膚科学会学会、日本美容皮膚科学会、日本抗加齢医美容医療学会、日本抗加齢医学会の正会員。
大学卒業後に順天堂大学医学部附属静岡病院、順天堂大学医学部附属静岡病院、表参道の美容皮膚科クリニック、二子玉川スキンクリニック、順天堂大学医学部附属順天堂医院 皮膚科・アレルギー学講座助教(非常勤)を経て、2016年に目黒駅前アキクリニックの院長を務める。