こんにちは。アキクリニックスタッフのOです。
急激に肌寒くなり、身体の調子もお肌の調子も変化する季節になってまいりましたね。
今回は、これからの季節に多くなる、乾燥についてお話をしていきたいと思います。
皮膚の外側は角層と呼ばれ、細胞の間には保湿作用をもたらす天然保湿因子やセラミドを含んでいます。
また皮脂というあぶらが皮膚の表面をおおっています。
これらによって皮膚は、体内からの水分の蒸散を防ぎ、様々な刺激から身体を守っています。
夏に比べ冬は、お肌の皮脂や汗の分泌が減退し、皮膚が乾燥して光沢を失い肌理(キメ)が荒くなった状態になりやすい時期です。浅い亀裂を生じ、お魚の鱗のような外観を呈し軽度の痒みを伴うことがあります。
皮膚のバリア機能が低下しているため、外からの刺激を大変受けやすい状態になっており、
かゆみを感じたりします。
掻くことによって皮膚のバリアは破壊され、皮膚はより敏感になります。
実は上記の説明は乾皮症という皮膚疾患の一つです。
また、湿疹を伴うものは皮脂欠乏性湿疹という疾患です。
これらの疾患は予防することができます。
まずは“洗いすぎないこと”です。
タオルで必要以上にこすらないこと、ボディソープはタオルでよく泡立て泡で洗うことが大事です。
お風呂上りのタオルもこすらないようにしてくださいね。
次の対策は“保湿すること”です。
保湿剤の塗布は入浴後15分以内が望ましいとされています。
理由は角層が湿っていると塗り薬などの皮膚を通しての吸収がよくなるからです。
また、入浴により皮膚に付着している汗や汚れなどを落とすことが出来、清潔が保たれているからです。
また、時間の経過とともに、肌は洗浄後は洗浄前より乾燥しやすい状態(水分の蒸発)になっていますので、入浴後はできるだけ早めにスキンケアを行いましょう。
アキクリニックでは入浴後5分以内に保湿剤や治療薬を塗布することを推奨しております。
皮膚の状態は、年齢・部位・季節・生活習慣によって異なるので、それぞれに合ったスキンケアが必要です。
当院ではその方の症状に合わせて保湿剤や塗り薬、内服薬や漢方薬の検討を行います。
また、自宅でのケアも大事ですので、患者様の生活を伺いながら、スキンケアの指導も行っております。
当院の院長・副院長は皮膚科専門医ですので、わからないことは何でもお聞きください。
皮膚だけに限らず、病気は早期発見早期対処が大切です。
気になることがありましたら、一度当院にお越しくださいませ。
目黒駅前アキクリニック (品川区目黒駅西口30秒)
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一般保険皮膚科・美容皮膚科・形成外科・小児皮膚科
院長 秋山俊洋 (学会認定皮膚科専門医・医学博士)
副院長 若林満貴(まき) (女性医師・学会認定皮膚科専門医・医学博士)
03-5487-2525
国立旭川医科大学医学部医学科卒業。
医学博士。
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医(第8758 号)。日本皮膚科学会学会、日本美容皮膚科学会、日本抗加齢医美容医療学会、日本抗加齢医学会の正会員。
大学卒業後に順天堂大学医学部附属静岡病院、順天堂大学医学部附属静岡病院、表参道の美容皮膚科クリニック、二子玉川スキンクリニック、順天堂大学医学部附属順天堂医院 皮膚科・アレルギー学講座助教(非常勤)を経て、2016年に目黒駅前アキクリニックの院長を務める。